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一歩進んだ Mule の活用法

1. はじめに

ここでは、Mule の Tutorial (C-h T で起動できるもの) に書かれているようなことはマスターしてる人向けに、より便利に活用できるような内容を目指したいと思っています。 でも思ってるだけかも。

一応学科内向けということで、neumann というマシンで作業する方を対象としていますが、 そうでない人にも役に立つよう、注意はしてるつもり。

また、対象としている Mule は (neumann では mule として起動される) Mule-2.2@19.28 です。 Emacs-19.34 base の mule-2.3 で手を入れなければならなかったものについても少し書いてます。

Emacs と Mule との統合版である Emacs-20 での動作については Mule-2.3 から Emacs-20 への移行について の方に書いていくつもり。

なお、説明に出てくる Emacs Lisp は基本的には neumann に既にインストールされています。

2. Emacs Lisp の書き方

GNU から出ている Emacs Lisp 入門の和訳を御覧下さい。 texi2html で HTML 形式にしたものと、元の Texinfo ファイルが置いてあります。

最近、他の方が訳された本が出版されたようですが…。(^^;;

3. 自分で新しいモードを書こう

上の Emacs Lisp 入門には自分で mode を作る方法が載ってないので、素人でも簡単に mode を作る方法みたいなのを書こうと思ってます。 でも最近なんか忙しい…。 取り敢えず書きかけのものがあります。


4. 表記方法について

スペースバー等のキーについては、一部短縮して、大文字のアルファベットで記述しています。 以下はその例です。

SPCスペースバー
RTNEnter (Return)
SHIFTシフト
CTRLCtrl
ALTAlt
TABタブ
ESCエスケープ
F1...F12Function キー
META メタキー(普通のPC/ATのキーボードにはないけど)

更に、いくつかのキーの組み合わせ (キーコード) については、次のような表記方法を取っています。

C-h
CTRL キーを押しながら、 h 押すことを意味します。
M-h
META キーを押しながら、 h を押すことを意味します。 AT 互換機などでは ALT キーが METAキーの代わりに使えるでしょう。 ESC キーも代わりに使えます。この場合は ESC を押してから一旦離し、その後に h を押すことを意味します。 大抵のキーボードでは C-[ESC の code を発生させられますが、それでも OK です。
M-C-\
META キーと CTRL キーと \ を同時に押すことを意味します。 META キーがなければ ESC キーが代わりになります。 この場合、まず ESC を押してから離し、次に CTRL\ を同時にタイプすることになります。 C-[ESC の code を発生させられる環境なら、 CTRL を押しながら [ を押して、CTRL はそのままにして \ を押せば OK なので楽です。
C-M-\
これも上と同様です。

また、Emacs のキー(コード)は必ず何らかの Emacs のコマンドに割り当てられています。 例えば、C-fforward-char というコマンドを実行するキーです。 これは、M-x  forward-char とやると C-f とタイプした場合と同じ動作をすることで確かめられます。

どのキーにどんなコマンドが割り当てられているかは、 C-h k に続けてそのキーをタイプすることで調べられます。 この文書ではこの関係をしばしば C-f (forward-char) のように書くことで示しています。


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