ここでは、Emacs の Tutorial (C-h T で起動でき るやつ) に書かれているようなことはマスターしてる人向けに、より便利に活 用できるような内容を目指したいと思っています。でも思ってるだけかも。
一応、学科内向けということで、fermat というマシンで作業する方を対象と していますが、そうでない人にも役に立つよう、注意はしてるつもり。
また、対象としている Emacs は、取り敢えず Emacs 20.7 です。ここの学科の neumann にあるような Emacs 19 ベースの Mule-2.2/Mule-2.3 などについては、この文書の 旧バージョン の方を御覧下さい。
なお、説明に出てくる Emacs Lisp は 基本的には fermat に既にインストールされています。
GNU から出ている Emacs Lisp 入門の和訳を作ってみました。 texi2html で HTML 形式にしたものと、元の Texinfo ファイルが置いてあります。
他の方が訳された本も出版されています。
スペースバー等のキーについては、一部短縮して、大文字のアルファベットで 記述しています。以下はその例です。
SPC | スペースバー |
RTN | Enter (Return) |
SHIFT | シフト |
CTRL | Ctrl |
ALT | Alt |
TAB | タブ |
ESC | エスケープ |
F1...F12 | Function キー |
META | メタキー(普通のPC/ATのキーボードにはないけど) |
更に、いくつかのキーの組み合わせ (キーコード) については、次のような表 記方法を取っています。
また、Emacs のキー(コード)は必ず何らかの Emacs のコマンドに割り当てら
れています。例えば、C-f は
forward-char
というコマンドを実行するキー
です。これは、M-x forward-char とやると
C-f とタイプした場合と同じ動作をすることで確かめ
られます。
どのキーにどんなコマンドが割り当てられているかは、
C-h k に続けてそのキーをタイプすることで調べられ
ます。この文書ではこの関係をしばしば C-f
(forward-char)
のように書くことで示しています。