You are here   Hideki Tanemura -> Research interests


Research interests






専門は確率論であり、特に確率過程論に関する研究を行っている。 現象を確率過程としてとらえる見方は基本的な認識方法の1つであり、 物理現象、生物現象、経済現象などを調べるために確率モデルは各々の分野で盛んに 研究されている。 統計力学では膨大な数の粒子からなる系を扱っており、 現象を記述する確率過程は極めて高い次元に値をとるものである。 また生物学において特定の生物の繁栄、衰退、絶滅を考察するには、 多数の個体からなる系を扱うために極めて高い次元の確率過程を解析する必要があ る。 研究は、無限次元空間上の確率過程が中心であり、 これは要素の数 $N$ が極めて大きい体系に対応している. 扱っている確率モデルは主に次のものである:

1) 相互作用を持つブラウン粒子系(無限個の剛体球系、Dyson model、Airy Process)

2) 浸透モデル(連続型モデル、方向性のある離散型モデル、Domany-Kinzel model)

3) ランダム行列に関係する確率モデル(非交叉ランダムウォーク、非交叉ブラウン 運動)


Hideki Tanemura Top page/ Work place/ Publications and Preprints/ Teaching/ Other links