ステップ6

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これまで整数や実数の表示について学習しましたが、 このステップでは整数や実数の入力について学習しましょう。

画面に表示をするにはwritelnを使えばよかったのですが、 キーボードから入力するには、readlnを使えばよいのです。

まず例をみて学びましょう。


program nibai(input,output); var i : integer; begin readln(i); writeln(i*2) end.
  1. var i : integer;」という部分は変数宣言部といって、 「i」という名前の整数の変数を使うということを、 計算機に指示しています。
  2. 変数というのはここで初めてでてきました。Pascalの変数とは、整数や実数の データを入れておく「箱」のようなものと考えて下さい。
  3. readln(i)」は、「変数i にキーボードから数字を入力してくるぞ!」とい うことを意味してます。
  4. そして、そのつぎに「writeln(i*2)」 でその i を二倍して画面に出力するのです。
実行結果は次のようになります。

sino% pc nibai.p sino% ./nibai 10 ←この10はキーボードから入力したものです。 20 ←この20が出力結果です。 sino%
次に実数を入力して、そのsinの値を表示するプログラムをみてみましょう。

program sine(input,output); var x : real; begin readln(x); writeln(sin(x)) end.
前のプログラムとの違いは変数宣言部で、 integerrealになっていて、 実数の変数x宣言になってます。

変数の名前がiからxに変っていますが、これは単に わたしの好みです。

【練習】上のプログラムを実行せよ。

【応用練習】sqr(sin(x))+sqr(cos(x)) を上のような入出力のやりかたで計算する プログラムをつくれ。


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