ステップ5

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前のステップでは、整数の表示や整数に関する式について学習しましたが、 このステップでは実数の表示と実数の式について学習しましょう。 実数は、Pascalでは、3.141592というふうに書きます。 (高校までの)数学では整数全体の集合は実数全体の集合の部分集合 と考えるので、整数の1と実数の1を区別しません。 しかし、Pascalでは、整数と実数を異るものとして扱います。 プログラムでは、
整数の「いち」は、1であり
実数の「いち」は、1.0であり
と書いて区別します。

【練習】次のプログラムを実行してその動作を確かめよ。


program jissuhyouji(input,output); begin writeln(3.141592); writeln(1.0); writeln(1) end.
このプログラムでは2つめのwriteln文が「実数いち」の表示で3つめのwriteln 文が「整数いち」の表示です。その違いを十分観察してください。

次に実数の式について見てみましょう。 実数に関する計算には加減乗除が用意されてます。

(1.0-1.0) + 2.0*0.5 + 1.0/2.0
その他にも、
絶対値  abs(-1.2)
2乗     sqr(2.5)
平方根  sqrt(2.0)
        sin(3.1415)  cos(3.1415)
自然対数  ln(2.71828)
も用意されてます。

【練習】上の実数計算のうちで好きなものを計算してみよ。
【答】


program reallove(input,output); begin writeln(sin(3.141592)); writeln(cos(3.141592)); writeln(ln(2.71828)) end.

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