ステップ2

もどる
Pascalの一番簡単なプログラムを書きましょう。

Pascalのプログラムは、どんなに簡単なものでも次のような記述が 必要となります。

program 〈プログラム名〉(input,output);
begin
    …
end.
「program 〈プログラム名〉(input,output);」 という部分を「プログラム頭部」と呼び、 「begin…end.」を「実行文部」と呼びます。 実行文部のところに、実行すべき計算の手順を記述していきます。 では、このパターンの具体例として次のようなプログラムを実行してみましょう。
program ohayo(input,output);
begin
    writeln('Ohayo gozaimasu.')
end.

この場合は〈プログラム名〉は「ohayo」です。 一般に〈プログラム名〉は英字(a〜z,A〜Z)ではじまる英数字列でなければな りません。 「writeln('Ohayo gozaimasu.')」は、画面に「Ohayo gozaimasu.」と表示をさ せるための記述です。画面に「Konbanwa!」と表示をさせたければ、 「writeln('Konbanwa!')」と書けばよいのです。 こういう計算機に対する命令をPascalでは「文(statement)」と呼びます。 「文」というものにどんなものがあるかは、そのうち説明します。 Pascalのプログラムの実行の手順は既に紹介しましたが、 もう一度述べておきます:
  1. Pascalのプログラムテキストのファイルの作成:
    mule ohayo.p
  2. Pascalのプログラムテキストのコンパイル(実行可能ファイルの生成):
    pc -o ohayo ohayo.p
  3. 実行可能ファイルの実行
    ./ohayo
  4. 実行可能ファイルの消去
    rm ./ohayo
    (もう実行することもないでしょうから、実行可能ファイルは消しておきましょう。 必要なときには、ohayo.pから作れますし。)

もどる