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gpg.el (ファイルの暗号化/復号化)

1. gpg.el とは

ファイルを他人に見られたくない場合, 暗号化して保存するという方法が考えられます。 このとき, 編集する度に一々復号化したり暗号化したりする作業は面倒です。 そこで, 適当に拡張子を設定し, Emacs でファイルを開くときには自動的に復号化し, 保存するときには自動的に暗号化してくれれば便利です。 暗号化にGnuPGを利用する場合は, 山本和彦氏の書かれた gpg.el を利用すると, これらのことができるようになります。

2. インストールと設定

もちろんGnuPGがインストールされていることが前提です。まず gpg.elload-pathに置き、好みに応じて bytecompileします。 そして gpg.el の最初に書かれているように, .emacs.elなどの初期ファイルに
(autoload 'gpg-after-find-file "gpg" nil t)
(add-hook 'find-file-hooks 'gpg-after-find-file)
と書いておけば, 起動時から使えるようになります。

3. 使い方

普通に, C-x C-f で拡張子がgpgのファイルを開こうとすると, 暗号化の際の パスフレーズ を聞いてきます。これを入力すれば, 編集できるようになります。 保存するときは, 普通のファイルと同様 C-x C-s で保存すればOKです。
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