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変数宣言部

変数とは、整数、実数、文字列などのデータを保存するための容器で、 名前がつけられています。計算機の記憶領域(メモリ)を抽象化した概念です。

Pascalでは、プログラムの最初でどのような変数を使用するのか、あらかじめ ことわっておかなければなりません。それが変数宣言部です。変数宣言 部では、使用する変数の名前とデータの種類(型)を書きます。

には、整数型(型名 )、実数型(型名 )を 初めとして、いろいろあります。書き方は次のとおりです。

var 変数名,変数名, ... , 変数名 : 型名 ;
    変数名,変数名, ... , 変数名 : 型名 ;
    ...
    変数名,変数名, ... , 変数名 : 型名 ;
これは、コロンの左側の変数がコロンの右側の型であることを意味しています。 変数名についての規則は、プログラム名で説明した「名前」の規則と同じです。

プログラム名、変数名、型名は、ある一定の規則のもとに重複することが許さ れます。しかし、この規則をこの段階で説明するのは大変ですから、説明しま せん。とりあえず、重複しないようにプログラムを書いてください。

プログラムdaikeiのように、名前がおのおの , , , であるような実数型の変数を4つ宣言するときには、次のように書くわけです。

var a,b,h,s : real;
また、次のように変数一個一個に型を書いても構いません。
var a : real;
    b : real;
    h : real;
    s : real;
ただ、長ったらしくなってしまいます。

2つの整数型の変数i,jを宣言する場合、次のように書くことになります。

var i,j : integer;




Mon Jun 16 00:50:35 JST 1997