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整数と実数

数学では「整数全体からなる集合は実数全体からなる集合の部分集合である」 と習いました。しかし、Pascalをはじめとする多くのプログラミング言語では、 実数と整数は別物として扱われます。

また、計算機で扱う実数と数学で扱う実数はギャップがあります。計算機で扱 うことのできる実数は、いわゆる「小数」で、その精度も有限です。従って、 tex2html_wrap_inline67 のような無理数はもちろん表現することができません。

Pascalでの整数の書き方は、

    〈符号〉〈数字の列〉
    ただし、〈符号〉は、+ または - または なにも書かない
です。例えば、,,というふうに書けばいい のです。一方、実数の書き方は、
 〈符号〉〈数字の列〉.〈数字の列〉
 〈符号〉〈数字の列〉e〈符号〉〈数字の列〉
 〈符号〉〈数字の列〉.〈数字の列〉e〈符号〉〈数字の列〉
というふうに書きます。 は実数の二十、は負の実数の二十です。 ,はそれぞれ、 実数の tex2html_wrap_inline69 , 実数の tex2html_wrap_inline71 です。




Mon Jun 16 00:50:35 JST 1997