新たなる殺意
Lights Out < UFO >

70年代ブリティッシュロックの哀愁というか、翳りの匂いが好きである。
泣きのギターで有名なマイケル・シェンカーを俺が初めて聴いたのは高2の時買ったUFOのライブであったが、その後この人の1stソロアルバムを聴いて、なんか違うと思った。そうである。俺が好きなのはマイケル・シェンカーというよりもUFOだったのだ。(もちろんマイケルも好きだった)
そしてUFOのすべての曲の中で最も好きな曲がこのアルバム「新たなる殺意」収録のLove to Love である。アルバムとしても俺の中ではUFOのベストである。ちなみに2番は「宇宙征服」(原題は Obsession)である。しかしこの時代の邦題のつけかたはすさまじいものだなあ。スコーピオンズの「蠍団の逆襲」(原題は In Trance)、同じくスコーピオンズ「蠍魔宮」(原題 Black Out)って おい!
閑話休題
んで個人的なことを少し書くと俺が高3の頃好きだった女の子が大学に合格して、かたや俺は落ちて東京に引っ越すことになったとき、再会を約束して(って本当か?)別れの駅のホームで渡した(すまんちょっと嘘はいってる)テープにはこのアルバムがダビングしてあったのでありました。俺って高3の頃、というかその子とつきあってる頃、毎日UFOばっか聴いてたらしくこのアルバムや「Obsession」を聴くとあの頃を思い出すのだよ。
その後、東京でのタダレタ生活(あ この頃俺と遊んでくれた人たち!君たちを悪く言ってんじゃないからね)の俺と某地方大学に現役合格したその女の子とはいつの間にか連絡が無くなってそのまんまであった。あの頃、俺電話持ってなかったかんなあ・・・
このアルバムには名曲が2つはいっている。
Try Me
イントロはピアノの激しいスケルツィオ。そして静かにクラシカルなピアノをバックにフィル・モグのヴォーカルが冴えわたる。いやあこういう哀愁をおびた曲では彼の魅力がほとばしるねえ。しみじみといいのである。しんしんと雪の降る夜の川沿いの道を歩いているようだね。(またしても個人的) そして静かに天才マイケルのギターソロがはじまる。もうこのあたりで俺の理性はふきとび、胸の奥からわき上がる圧倒的な悲しみに身をまかせてしまうのである。ああ・・そして感情の高まりとともにギターは泣き叫ぶのである。おお・神よ・・。
Love to Love
言葉はない これを聴いて泣け
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