ヒーザーン
Heathern
長年にわたるアメリカとロシアの戦争とロングアイランドの内線によって、力を失った国家にかわり、超大企業ドライコとクラースナヤによって世界が動かされている近未来。ドライコの社員ジョアナはNYに現れた超能力者レスターを「救世主」として売り出す企画担当者に抜てきされる。・・
この作品は作者ウォマックが予定している近未来史シリーズ六部作の1作であり、現在(1997年)三つの作品
- Ambient (1987)
- Terrsplane (1988)
- Heathern (1990)
が発表されている。このうちヒーザーンとテラプレーンが日本語で読めるわけである。が、
ウォマックは日本において過小評価されすぎている。
このページを読んでるあなた!名前くらい聞いたことある? 大体この2冊にしても現在は入手が困難になっているうえ、悲惨なことに翻訳家の黒間尚氏の死去により「Ambient」の日本語版はいつ出版されるのか分からなくなってしまった。(ここに慎んで黒間氏のご冥福をお祈りいたします)
どうにかしろ!!ハヤカワ!!
ここでの暗澹たる未来の描写は一種ジーターのそれに似た匂いを発している。「救世主」レスターのいう善神と神の話は最近何かと話題の「死海文書」=グノーシス主義と読むことができる。・・だから主人公ジョアナはユダヤ人なわけなんかな? また14才の殺し屋ジェイク、ドライデン.Jrの使う未来語(?)もいかしてる。まあ古本屋して購入 必須化。