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謎の海水浴場

5月の半ば頃に、異様に暑かった時期があった (日本での真夏の暑さくらい)。 このときは大学の冷房も故障していたこともあって、Baldassarri さんから「ビーチに行ったら」などと言われていたのだが、C 氏と彼のガールフレンドの E さんが車で泳ぎに行くというので、一緒に連れていってもらったことがある。 Padova からほぼ真南に車で 90 分程飛ばしたところにあるビーチなのだが、車の中で「おまえは civilized なビーチと wild なビーチとどちらが好みか?」と聞かれたので、優柔不断な私は「どちらでもよい」とか答えると、「では wild な方に行こう」ということになった。

実はどちらも一続きになっているのだが、要するにシャワーとかお店とかが揃っているところを過ぎてずんずん歩いていくと、人があまりいないような所に出るんで、それを wild なビーチといっているらしい。 そこに出る際も、砂浜から歩いていくのではなく、ビーチの裏の方に車を止めて、けもの道のようなところを通って海岸に出るコースを取った。 バラ系のトゲのある植物がたくさんあるところを 15 分くらい歩くので、素足の E さんがちょっと閉口していた。

時期的にはまだ海水浴のシーズンではなかったのだが、ドイツ人は寒さに強いので、結構来ているみたいだった。 (この辺はドイツ人が海水浴に繰り出してくるところらしく、看板なんかもイタリア語とドイツ語で書かれてたりする。)

んで、「この辺はホモが沢山いるから気をつけねば」とか言われて、冗談かと思っていたら、実は素裸の男の人が結構目についた。 残念なことに同様の姿をした女の人は殆ど見かけなかったのだが、これは時期が悪かったせいなのだろうか。

因みに、このときは E さんが持ってきた日焼止めを C 氏が車の中に忘れてきてしまったために、三人ともその後暫く日焼けに悩まされた。 5 月とはいえ、馬鹿にならない日差しだったと言える。 もっとも泳ぐには水は冷たかったが。


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