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二重鍵

イタリアの鍵は大抵は二重鍵になっている。 つまり一度回すと一つの鍵がかかり、更にもう一度回すともう一段階の鍵がかかるようになっているのである。 何でこんな面倒なことになっているのだろうと不思議に思っていたのだけど、実はアパートなんかで鍵を持たずに外に出た場合にかかるのは第一段階の鍵で、こいつは下敷きを使うと簡単に開けられるのだそうだ。 二段階目の鍵は例えば上下に突起が出たりするなどして、そうも行かないようになっているらしい。 勿論大学なんかのドアは自動ロックではないのだけれども、二重鍵でないところは非常に珍しいのではないかと思う。

因みに私の泊まっていた大学のゲストハウスでは、ドアのノブは外側からは回せないようになっている。 つまり、鍵を持っていないことには軸を回せないので中に入れないのである。 それでも鍵は二重になっていて、鍵を一度回すと突起が少し出て、もう一度回すと更に深く鍵がかかるという感じになっていた。

そう言えば、銀行のドアも厳重である。 最初のドアを開けると中には二重扉があり、そいつの一番目のドアをくぐって暫くたつと、二番目のドアをくぐって良いとの表示が出て、やっと中に入れるようになっている。 また、キャッシュコーナーが最初の扉と二重扉の間に設置されている場合など、銀行が休みの時にお金をおろそうとすると、最初の扉をくぐるにもキャッシュカードが必要だったりする。 イタリアではどこにいってもこれが普通だったが、オランダの人がこれを見て驚いていたから、ヨーロッパでも厳重な方なのだと思う。


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