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smart-find について

1. smart-find とは?

Emacs で C-x C-f (find-file) でファイルを開く際には SPCTAB で補完が 効きます。これはこれで便利なのですが、深いディレクトリを開く際にはやっ ぱり手間がかかります。しかし、頻繁に開くファイルがあるディレクトリはそ う多くはないし、異なるディレクトリだからと言って同じファイル名をつける ことも少ないでしょう。

そこで、特定のディレクトリにあるファイルをあたかもカレントディレクトリ にあるように扱えれば、便利だろうと考えたことはないでしょうか。それをやっ てくれるのが smart-find.el です。

なお、私は使ってませんが、super-smart-find.el というラッパーもあるようです。

2. インストール

インストールの仕方は簡単で、smart-find.el(c)load-path上に置き、 .emacs

(load "smart-find")
(setq smart-find-file-path
      '("~" "~/doc" "~/lisp" "~/tex/math" "~/tex/misc" "~/public_html"
	"/usr/local/share/emacs/21.1/etc"))

などのように書いておくだけです。smart-find-file-path には、 良く使うファイルを置いてあるディレクトリのリストを並べておきます。

3. 使い方

デフォルトでは、勝手に C-c C-fsmart-find-file が割り当てられます。普通 はこれで良いと思いますが、嫌なら .emacs.el

(setq dont-bind-my-keys t)

などと書いておけば良いでしょう。で、C-c C-f でファイルを開くと、smart-find-file-path で指定したディレク トリのファイルについて補完してくれます。

もっとも補完の仕方には多少、不備があるので、あるはずなのに補完されない こともあります。そういう時は面倒ですが、ファイル名として一意に決まると ころまで入力してから補完するようにしましょう。smart-find で探そうとい う場合には、ファイル名が分かっていることが多いでしょうから、この不具合 は特に不便ではないはずです。


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