1. SLACS は全国の数学基礎論のグループについている科学研究費から毎年幾 らかの補助を頂いて、論理学と情報科学の*若手*の交流をはかることを目的 とした集会です。
2. 私が SLACS を始めたきっかけは、 佐藤雅彦先生から「科研費総合代表者の 小野寛晰先生が計算機科学との境界分野で集会をやるつもりはないかとおっ しゃっているが、林君やる気はありませんか」との依頼があったからです。
3. というわけで第一回目の幹事を私がやることになりました。その時は、一 年限りのつもりだったように思います。そのため集会の名前は即物的に「記号 論理学と情報科学の研究会」(少し違っているかもしれません…)としました。
4. 第一回目は筑波大学のセミナーハウスのような所でした。講演はまともに 集まらないだろうと思いましたので、おもだった方々にお願いをして講演して 頂いたように記憶しています。
5. なぜ、第二回目をやることになったかは記憶していませんが、とにかく開 催することになり、幹事は別の方の予定でしたが、都合で、急拠、私がもう一 度やることになりました。場所は京大数理解析研究所だった筈です。
(中略)
10. このころまでに、集会の略称に LJ を使うことが始まったようです。幹事 さんの間のローカルな名前のようでしたが、Gentzen の LJ のようで紛らわし いと思いました。その頃は、まだ自他ともに認める「SLACS の黒幕」だったの で、嫌いな名前が広がる前に、自分で正式略称を付けることにしました。「記 号論理学と情報科学の研究会」を直訳して
ところで、”自他ともに認める「SLACS の黒幕」”と書きましたが、現在は私 は全く関与しておりませんので誤解されませんように。 (1996年 5月 3日付けメイルより)